課題名 | 鹿飼養における損耗防止技術の開発(123) |
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課題番号 | 1996003626 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家畜衛試) |
研究分担 |
東北・1研2研 |
研究期間 | 継H03~H12 |
年度 | 1996 |
摘要 | 7年度は、人獣共通感染症であるライム病の病原体ボレリア菌と、牛の肺炎の主要な病原体であるパスツレラ菌の、日本鹿に対する病原性を検討した。その結果、B.japonicaを接種した鹿では、臨床症状をはじめとしてなんら反応は認められず、日本鹿はライム病には罹患しないものと考えられた。6年度の抗体調査結果は、感染に対する抗体反応ではなく、ボレリア菌保有ダニによる頻回吸血に対する抗体反応をとらえたものと考えられた。一方、P.haemolyticaを接種した鹿は、牛と同様に典型的な肺炎症状を示し、死亡するものも出現したので、鹿の集団飼育時には本病に対する予防措置が重要であると考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 環境制御 治療技術 治療法 防除 薬剤 ライム |