家畜のゴナドトロピン糖鎖の役割の解明(30)

課題名 家畜のゴナドトロピン糖鎖の役割の解明(30)
課題番号 1996000878
研究機関名 畜産試験場(畜試)
研究分担 繁殖・繁殖2研
研究期間 継H03~H08
年度 1996
摘要 PMSG(妊馬血清性性腺刺激ホルモン)からノイラミニダーゼでシアル酸を除去するとゲル濾過による溶出時間が若干延長し、分子量が低下したことが窺われた。正常発情周期を営むホルスタイン種未経産牛にPMSG1,000単位を投与すると黄体の直径が増加し、卵胞の発育と黄体化が誘起された。一方、シアル酸を除去したA-PMSG1,000単位相当を投与した場合、弱い黄体刺激作用と卵胞発育誘起作用が認められたが、PMSGほど顕著な反応は認められなかった。シアル酸の除去によりPMSGの免疫活性が変化し、抗体との親和性が低下した。牛血液中におけるA-PMSGの半減期は約1分30秒であり、PMSGの約1週間と比較して極端に短かった。そのため6,000単位相当のA-PMSGを血液中に直接投与しても臨床的に顕著な黄体刺激および卵胞発育誘起作用は認められず、排卵も誘起されなかった。
カテゴリ 繁殖性改善

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