課題名 |
コガネムシ類等大豆害虫の性フェロモン等行動制御物質の特性解明(43) |
課題番号 |
1996003365 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研)
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研究分担 |
生体情報・行動調節研
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研究期間 |
完H03~H07 |
年度 |
1996 |
摘要 |
難防除害虫であるコガネムシ類の性フェロモンなどの行動制御物質の特性を解明して新しい害虫防除法開発を可能にするため、ダイズなどの害虫ドウガネブイブイ雌が放出する性フェロモン成分として、(R,Z)-5-(oct-1-enyl)oxacyclopentaen-2-one(92.5%)と(R,Z)-5-(decen-1-enyl)oxacyclopentaen-2-one(7.5%)を同定した。合成性フェロモンは野外において処女雌同等以上の誘引活性を示し、合成フェロモンのトラップに、ブドウ葉由来の揮発性物質を添加すると雌も捕獲されるようになり捕獲数はやや増加した。また、合成フェロモンの誘引性は光学異性体の混入により顕著に阻害された。一方、性フェロモン成分に対するハスモンヨトウの雄触角の電位変化から、極微量の性フェロモンを高感度で検出することができた。この手法はタイワンキドクガの尾毛中の残留性フェロモンの高感度検出に応用した。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
性フェロモン
大豆
フェロモン
ぶどう
防除
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