課題名 |
Verticillium lecanii菌の高温条件下における各種能力の解明 |
課題番号 |
1996001552 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試)
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研究分担 |
久留米・虫害研
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研究期間 |
単H07~H07 |
年度 |
1996 |
摘要 |
わが国における施設野菜害虫への天敵利用技術の確立を目的とし、在来のVerticillium lecanii(721株、925株)および海外から導入された製剤から分離した菌株(MG-A株)について、菌の繁殖や病原性に及ぼす高温の影響を検討した。高温(30℃)下では、3菌株のいずれも生育が抑制されたが、在来の2菌株は海外の菌株に比べて高温下での生育が良好であった。また、繁殖力が最も高い菌株は925株であった。ワタアブラムシに対する感染力は721株、MG-A株、925株の順に高かった。3菌株ともに高温下では感染力が低下したが、3菌株の中では721株が最も高い感染力を示した。これらの結果から高温期の施設での利用には721株が適すると考えられた。しかし、721株でも高温期には病原力の低下は否めないので、今後も優良菌株の探索に勤める必要がある。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
管理技術
天敵利用
繁殖性改善
病害虫防除
わた
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