課題名 | ブロッコリー栽培におけるホウ素の土壌診断技術の開発(276) |
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課題番号 | 1996001556 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
環境・土壌肥料研 |
研究期間 | 完H05~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | ホウ素要求量が多いアブラナ科野菜のうち、ホウ素栄養に関するデータが不充分であったブロッコリーについて検討し、化成肥料のみで管理した黒ボク土畑で欠乏症が発生する可能性を認めた。このとき、土壌中の熱水抽出性ホウ素濃度は0.2ppmで、ブロッコリーのホウ素濃度は花蕾および外葉が各々15ppmおよび17ppmであった。これらの各ホウ素濃度は欠乏発生の限界濃度に相当し、きゅう肥(牛ふんバーク堆肥)施用はブロッコリーのホウ素吸収に安定した改善効果があることを明らかにした。きゅう肥施用はホウ素のほか、ブロッコリーの銅、亜鉛などの含有率を高める作用があったことから、今後野菜作へのきゅう肥の利用を拡大する場合には微量要素供給を含めたきゅう肥の機能評価が必要である。 |
カテゴリ | 肥料 あぶらな 環境制御 土壌診断 肥培管理 ブロッコリー |