課題名 | 野菜・花きの栄養環境制御による病害軽減技術の開発およびその機構解明(286) |
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課題番号 | 1996001558 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
環境・土壌肥料研 |
研究期間 | 継H07~H11 |
年度 | 1996 |
摘要 | トマト体内のカルシウム(Ca)栄養条件は青枯病の発病抑制に関与し、水耕栽培では菌接種後0~4日までの高Ca処理で発病が抑制されるが、地上部病徴確認後の高Ca処理は発病遅延効果があるものの発病抑制には至らなかった。被覆Ca資材やきゅう肥施用により土耕栽培トマトのCa濃度の上昇および青枯病の発病遅延などが可能であったが、通常の施用量では圃場栽培条件での青枯病の発病軽減は認められなかった。また、青枯病の発病抑制機構におけるCaのトレーサーとしてストロンチウムが利用でき、菌接種部位でのCa集積の可能性を明らかにした。Ca栄養条件ははくさい軟腐病の発病にも関与し、低Ca処理で発病が促進され、高Ca処理で発病抑制が認められた。 |
カテゴリ | 肥料 青枯れ病 環境制御 栽培条件 水耕栽培 トマト はくさい 肥培管理 |