課題名 | ナス科野菜における遺伝変異の発生制御(73) |
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課題番号 | 1996001826 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
野菜育種・種苗工学研 |
研究期間 | 完H02~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 組織培養において発生する遺伝変異の簡易検定法として、トマトを材料に検討した。2種類のマーカー遺伝子を用いて検定した結果、変異個体は0~30.3%の頻度で検出された。誘導4ヶ月後のカルスにおいてRAPDによりDNAバンドパターンの変異は認められなかったが、誘導9ヶ月後のカルスでは6.5%の変異が観察された。[α-32P]dCTPを用いたRAPDにより不定芽のDNAパターンを比較では、不定芽の0.2%に変異が観察された。表現型では、不定芽由来植物体の10~35%の個体で矮性、帯化等の変異が観察されたが、通常のRAPDではバンドパターンの変異は認められなかった。変異がより簡便に検出できる高精度かつ簡便な検出方法の検討が今後に残された課題である。 |
カテゴリ | 簡易検定法 茶 トマト なす |