赤土流出が海洋沿岸域の水質環境に及ぼす影響の解明

課題名 赤土流出が海洋沿岸域の水質環境に及ぼす影響の解明
課題番号 1996005501
研究機関名 西海区水産研究所(西海水研)
研究分担 石垣・海洋環境研
研究期間 新H08~H12
年度 1996
摘要 琉球列島を含む南西諸島は独特の土壌により構成されており、近年の農地開発を含む土地改良の結果、土壌が露呈する現象が生じてきて、降雨後等に赤土として沿岸海域へ流入するようになった。河川等をとおして沿岸域に流入した赤土は、底棲生物を中心に生態系を変化させることが懸念されている。生態系保全の立場からも、赤土の流入から沿岸海域の生物生息環境へ与える影響を把握することが必要である。本課題は、赤土の沿岸域への流出・堆積、礁斜面から外海への輸送過程を把握し、水質環境データを含めて生物相の変化や生態系への影響を評価するための科学的基礎資料を提供することを目的とする。初年度には調査海域の選定や海洋観測等による基礎的なデータの収集が中心で、主に潮汐等の物理的環境と赤土の沿岸域における堆積状況の関係を推測する。次年度以降は沿岸域における赤土の堆積状況に加えて、外海への輸送機構及び赤土の流入に伴う水質環境への影響を解明する。これらの研究により、赤土の沿岸域における流入・堆積状況の把握、水質環境への影響、沿岸域より外海への輸送機構、生物相への影響等が明らかとなり、亜熱帯沿岸域生態系保全のための基礎資料を提供することが可能となる。
カテゴリ 亜熱帯 環境データ 輸送

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