課題名 | トマトの青枯病抵抗性機構の解明(51) |
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課題番号 | 1997002905 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
地域基盤・病害研 |
研究期間 | 継H08~H12 |
年度 | 1997 |
摘要 | トマトの青枯病抵抗性機構解明のため、子葉基部に青枯病菌懸濁液を注入した台木品種LS-89の茎組織での病原の分布を光顕観察した。10の9乗cfu/mlの青枯病菌を接種した個体は萎ちょう症状を呈し、胚軸上部の茎組織では、病原細菌は髄組織、一次木部組織及び二次木部組織の内側の部分に存在した。一方、10の6乗cfu/mlの青枯病菌を接種した個体は病徴を示さず、胚軸上部では一次木部のみに病原細菌が存在した。以上の結果から、LS-89における青枯病菌の木部組織での移行と増殖の両方または一方を抑制する機構は高濃度の青枯病菌の侵入により、一部崩壊することが明らかとなった。 |
カテゴリ | 青枯れ病 高付加価値 台木 中山間地域 抵抗性 トマト 品種 |