課題名 |
直播導入のための地域特性と水田作経営基盤の解明 |
課題番号 |
1997002090 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
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研究分担 |
総合研究・経営管理研動向解析研
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研究期間 |
新H08~H10 |
年度 |
1997 |
摘要 |
直播導入農家の存在する集落調査の結果、直播に対して魅力を認識しているものの、土地条件・収量性・除草・水管理など多岐にわたる問題点が挙げられ、営農現場にみあったマニュアル化の必要性が伺われた。直播の作業構造の解析では、移植対比で65%の省力効果が確認され、とくに春作業の労働ピークを積極的に平準化させる効果が大きい。但し、異常年とはいえ8年の春作業時において、降雨と播種時期が重なり著しい作業ピークを形成した。作付方式及び移植作業の改善を含めなお検討の余地が残されている。10a当たりコストでは、移植対比で約15%のコスト低下となっているが、移植なみの所得水準を確保するには、収量水準は移植対比30kg/10a以内の減収にとどめる必要がある。コスト低減より、むしろ労働費節減効果を経営全体でいかに評価するかといった視点での検討が必要である。
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カテゴリ |
病害虫
寒地
経営管理
コスト
除草
水田
低コスト
播種
春作
水管理
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