課題名 | ナシ枝枯細菌病菌の病原性の解明(54) |
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課題番号 | 1997002321 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試) |
研究分担 |
作物開発生産環境・果樹研病害研 |
研究期間 | 延H08~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | ナシ及びりんごの果樹園で採取した幼果及び温室の鉢植えの1年生苗木から切取った新梢にナシ枝枯細菌病菌を刺針接種し、本病菌の病原性を調べた。7月4日、30日、8月28日に採取した幼果は、りんご(8品種供試)ではまったく発病せず、ナシ(3品種供試)では発病した。急速に伸長する新梢の場合、採取当日接種では発病程度はナシでは高くりんごでは低かった。人工気象器(25℃、12時間明、弱光)に2日間インキュベートした後の接種では、りんごでも発病程度が高くなった。したがって、本病菌はりんごに弱いながら病原性を有すると考えられた。なお、新梢の採取時期により発病程度に大差が見られ、新梢の抵抗力は時期により顕著に変動することも明らかになった。 |
カテゴリ | 害虫 寒地 くり 品種 りんご |