課題名 | イチゴに発生するアブラムシ伝搬性ウイルスの同定と簡易診断法の開発(56) |
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課題番号 | 1997002323 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試) |
研究分担 |
生産環境・ウイ病研(北海三共株式会社) |
研究期間 | 継H08~H11 |
年度 | 1997 |
摘要 | イチゴに発生したアブラムシ伝搬性のイチゴモットルウイルス(SMoV)の性状解明とウイルス純化を行うため、アブラムシによる半永続的伝搬で発病した野生イチゴを接種源にして各種植物に汁液接種を行った。その結果、Chenopodium quinoaの上葉とツルナの接種葉に明瞭な病徴が現れた。ウイルス純化の方法を検討するため、ツルナの罹病葉を供試して磨砕用緩衝液の種類、pH、モル濃度、抗酸化剤の添加を汁液接種によるツルナ接種葉の局部病斑数(病原性)で調べた。その結果、0.1Mホウ酸緩衝液(pH8.0)が適しており、抗酸化剤は不必要であることが判明した。また、四塩化炭素処理の後、4~8%ポリエチレングリコール処理または超遠心分離によって病原性は高くなり、汁液の清澄化も進んだ。 |
カテゴリ | いちご 害虫 簡易診断 寒地 つるな |