課題名 | アブラナ科野菜根こぶ病の発病機作の解明(63) |
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課題番号 | 1997002324 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試) |
研究分担 |
生産環境・病害研 |
研究期間 | 継H05~H09 |
年度 | 1997 |
摘要 | 根こぶ病の罹病根組織における菌の感染と増殖の様相を、感受性と抵抗性品種について、樹脂包埋切片を染色、酵素抗体法および蛍光抗体法によって光学顕微鏡観察で調べた。感受性品種では、病徴の発現前に、皮層組織細胞内にアメーバや変形体、また中心柱組織の周囲およびその内部の細胞に変形体が観察された。中心柱の細胞に肥大が認められたが、皮層には顕著な変化が見られなかった。一方、抵抗性品種では、表皮細胞の壊死はほとんど認められず、皮層細胞内にアメーバや変形体も観察されなかった。抵抗性反応は、菌の感染阻害でなく、感染後における皮層での菌の移行あるいは増殖の阻害に起因する可能性が示唆された。 |
カテゴリ | あぶらな 害虫 寒地 抵抗性 抵抗性品種 品種 |