課題名 | リンゴ果実の成熟・老化過程における香気性成分生成系変動の解明と調節技術の開発(255) |
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課題番号 | 1997001382 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
リンゴ・栽培生理研 |
研究期間 | 完H07~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | 普通冷蔵と比べてCA貯蔵したリンゴ果実では、香気成分の生成が大幅に低下し香りの少ないものとなってしまう。CA貯蔵中(供試品種:ジョナゴールド)における庫内のガスからエチレンを除去または添加し、香気成分の組成及び果実品質に及ぼす影響について検討した。普通冷蔵と比べると生成量は少ないが、エチレン添加した場合はエチレン除去した場合の約2倍のブチルアセテート、ヘキシルアセテートが生成された。エチルアセテートについては両者で差はみられなかった。果実品質については、エチレン添加した場合やや酸の減少がみられたものの、食味試験では特に問題はないとの結果であった。これまでに通気法による香気成分の分析法を確立し、さらにエチレン添加によりCA貯蔵における香気成分の低下を改善する方法を明らかにした。本試験で、当初目標としていた結果を得ることができたので8年度をもって完了とする。 |
カテゴリ | 鮮度保持技術 品質保持 品種 良食味 りんご |