課題名 |
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析(205) |
課題番号 |
1997001448 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試)
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研究分担 |
保護・病原機能研
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研究期間 |
完H04~H08 |
年度 |
1997 |
摘要 |
カンキツトリステザウイルス(CTV)強毒株を保毒する森田ネーブルを熱処理により無毒化し、圃場から探索及び熱処理で作出した弱毒株7株を接種し、これらから増殖した苗木にミカンクロアブラムシで強毒株を人為的及び自然条件下でチャレンジした。その結果、強毒株に対する弱毒株の干渉効果は、定期的なライム検定、枝のステムピッティング調査から7~9年間は認められたが、その後になると見られなかった。弱毒株接種樹は強毒株接種樹に比較して樹の初期成育が旺盛で、樹が大きくなり、干渉効果が見られなくなった後も収量が多く、かつ大玉果であった。特に、弱毒株のM-15A、M-16Aは優れており、収量が約50%増、果実は1~2階級大きくなった。果実のBrix及び酸度は強毒と弱毒株間に差異は見られなかった。弱毒接種森田ネーブルを一般栽培農家に配布すると共に、弱毒株を果樹試験場で育成した新品種に接種し配布している。
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カテゴリ |
病害虫
新品種
生物的防除
ネーブル
防除
ライム
その他のかんきつ
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