課題名 | キチナーゼ遺伝子を利用した菌類抵抗性作物の作出(104) |
---|---|
課題番号 | 1997001482 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
育種保護・育種技術研病原機能研(上席) |
研究期間 | 完H06~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | この課題では、イネキチナーゼ遺伝子をブドウに導入し、耐病性の個体を作出する事を目的としている。キチナーゼ遺伝子を‘甲州三尺’、‘ネオマスカット’に導入し、形質転換体を得た。形質転換体のキチナーゼタンパク質のELISA分析を行ったところ、多くの形質転換体において吸光値が非形質転換体の2倍程度を示し、外来キチナーゼの産出が推定された。鉢上げした形質転換体の黒とう病に対する抵抗性検定を行ったところ、供試した8クローンのうち1クローンで、非組換え体に比べ病斑の拡大抑制が観察され、導入キチナーゼによる病害抵抗性付与の可能性が示唆された。うどんこ病など他の病害に対する抵抗性検定については、今後検討する予定である。 |
カテゴリ | 育種 うどんこ病 抵抗性 抵抗性検定 病害抵抗性 ぶどう |