課題名 | 東南アジアに分布するアズキ近縁野生種の遺伝的多様性(119) |
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課題番号 | 1997004236 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ) |
研究分担 |
沖縄・作物栽培研 |
研究期間 | 延H04~H13 |
年度 | 1997 |
摘要 | アズキ近縁野生種はアズキ品種改良の第一次遺伝子給源として重要である。8年度はアズキとVigna minimaの両種間で雑種作出と戻交雑を行った。アズキを種子親とした場合、着莢率は46.8%と高く、正常に発芽する多くの雑種種子が得られた。雑種の花粉稔性は約50%であった。逆交配の場合、着莢率は6.1%と低かったが正常に発芽する雑種種子が得られた。F1植物は盛んに開花を続け放任受粉により多くの後代(F2)種子を得ることができた。F1雑種へのアズキ、V.minimaの戻し交雑はそれぞれ21.9%、54.2%と高い率で成功した。このようにアズキとV.minimaの間では、種間雑種作出、F2世代と戻交雑世代の獲得が容易であった。この結果、両種は非常に近縁であり、系統学的に分化の程度は小さいと結論できた。 |
カテゴリ | あずき 受粉 品種改良 |