肉用牛に対する熱帯原産マメ科植物の飼料利用技術

課題名 肉用牛に対する熱帯原産マメ科植物の飼料利用技術
課題番号 1997001151
研究機関名 草地試験場(草地試)
研究分担 水田利用放牧利用・家畜飼養研管理衛生研放牧飼養研
研究期間 完H03~H09
年度 1997
摘要 熱帯原産の新規導入マメ科植物セスバニアの反芻家畜用飼料としての適性及び利用特性を明らかにするため、同属のカンナビナ及びロストラータ種について、多給条件での家畜の成長や体液性状への影響及び利用適期・飼料成分変化等について検討した。日本在来種ヤギ(シバ山羊)にセスバニア80%飼料を長期給与したところ、嗜好性はやや劣るものの妊娠・分娩・哺乳期ともに生理的異常はなかった。子山羊の成長試験では、肝臓機能に関係する血中酵素活性値(GOT、γーGTP、OCT)が、対照区やセスバニア40%飼料区より有意に高かった。第一胃液性状では育成牛及び山羊ともに、対照区とセスバニア飼料区間で有意差はなかった。しかし、プロトゾア数はセスバニア摂取によって低下する傾向にあった。これらから、セスバニア多給は妊娠・分娩・体調等に目立った異常はないものの、肝臓機能への負荷が若干大きいことが示唆され、飼料中割合は50%以下が望ましいと推察された。
カテゴリ 管理技術 飼料作物 肉牛 評価法 未利用資源 山羊

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