集約放牧下における搾乳牛の血液中尿素窒素の動態

• 課題番号: 1997001189
• 研究機関名: 草地試験場（草地試）
• 研究分担: 生態放牧利用・家畜生態研放牧飼養研
• 研究期間: 新Ｈ０９～Ｈ１０
• 年度: 1997
• 摘要: 集約放牧により個体の乳量の低下を招かず、高い土地当たりの乳生産が達成できることを実証したが、搾乳牛の放牧の栄養上の問題の一つとして、血液中の尿素窒素が高くなることが認められた。尿素窒素の高値は、繁殖障害との関連や、肝臓への負担など悪影響があるほか、摂取した栄養素のバランスが悪いことを示唆している。一般的に集約放牧下の牧草は、窒素含量が高く、分解性が高いという栄養的な特質がある。そこで、このような放牧草の特質に合わせて、搾乳牛に適切な補助飼料を給与するため、集約放牧下での搾乳牛の血液中尿素窒素の動態およびそれに影響を及ぼす要因について解析する。
• カテゴリ: 管理技術 乳牛 繁殖性改善 放牧技術