課題名 | 1.5シーズン放牧による低コスト肉牛生産方式の開発(180) |
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課題番号 | 1997001196 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
放牧利用・放牧飼養研 |
研究期間 | 完H05~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 春の余剰草を採草や掃除刈りなしで放牧利用するため、春だけ1シーズン目と2シーズン目の黒毛和種肥育素牛2群を同時に放牧し、採草の労力を軽減するとともに飼養期間を短縮した新しい低コスト肉用牛生産方式(1.5シーズン放牧方式)を開発する。4~7月の2群放牧により牧草の季節生産性に見合った利用ができ、顕著な余剰はなかった。放牧時の日増体量は0.63~0.84kgと良好で、牧養力は700CD前後、ha当たり増体量は年次により600~900kgの範囲にあった。21か月齢以降の舎飼い肥育時の発育も0.80~0.90kgと良好で、27~30か月齢時の枝肉成績はいずれもA-3以上であった。本肥育方式により、舎飼いに比較して遜色ない発育と濃厚飼料給与量の節減が達成できた。 |
カテゴリ | 管理技術 低コスト 肉牛 乳牛 放牧技術 |