課題名 | 採草・放牧兼用利用による傾斜草地の低コスト管理法の確立(63) |
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課題番号 | 1997001220 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
山地・草地土壌研 |
研究期間 | 継H07~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | 3番草を放牧利用する兼用草地では、放牧期間中に排出された尿の分布面積はおおむね20%であった。尿排出部分と非尿部分における翌年1番草の乾物生産および窒素などの養分吸収量を、面積割合で重みづけした推定量は、兼用利用した草地の1番草実測収量とほぼ一致した。尿に含まれる肥料成分は3番草収穫後の低温期間中でも速やかに牧草に吸収された。これに対し、草地表面に排出されたフンは、排出時期によって消失速度が大きく異なり、時期が遅くなるほどフンの消失速度は緩慢になった。とくに秋以降の排出フンの消失速度は遅く、分解過程におけるフン中養分の放出もきわめてゆっくりとおこなわれ、尿の還元効果とは対照的な特徴を示した。 |
カテゴリ | 肥料 くり 傾斜地 施肥 低コスト |