課題名 | 脂肪酸カルシウムの添加給与が放牧生産肉用子牛の飼料効率に及ぼす影響(181) |
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課題番号 | 1997001226 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
山地・家畜飼養研 |
研究期間 | 継H06~H07 |
年度 | 1997 |
摘要 | 脂肪酸カルシウムの添加が飼料の消化率に及ぼす影響を検討する。添加区(対基礎飼料5%量)と無添加区とを比較すると、子牛の発育において添加区が無添加区を上回り、TDN摂取量も約10%の上乗せが期待できる。摂取飼料量の成分別消化率を求めたが、両区に差は認められず、脂肪酸カルシウムの添加によっても繊維成分の消化が疎外されないことが示唆された。添加率を9、6、3%と変えた場合、6%区においてOCW消化率が最大値を示した。摂取TDN量を維持分と増体分とに分けると、総TDNと増体分TDNが添加率を6%とした場合に最大となり、適正添加率が5~6%であることが示唆された。血液成分は、添加区でのカルシウムの増加とリンの低下が見られ、添加時にリン成分の補正が必要と思われる。 |
カテゴリ | 傾斜地 飼料効率 繁殖性改善 |