土壌中における生理活性物質の挙動と活性発現(90)

課題名 土壌中における生理活性物質の挙動と活性発現(90)
課題番号 1997000678
研究機関名 農業環境技術研究所(農環研)
研究分担 環境生物・他感物質研
研究期間 継H05~H09
年度 1997
摘要 8年度は、アジサイ植物体中におけるアルミニウム(Al)毒性の解毒機構を研究した。アジサイの葉には15.7mmol kg-1ものAlが蓄積していたが、その2/3以上は汁液中に存在していた。汁液を抽出し分子ふるいクロマトグラフィーにより分画した結果、Alを含む画分には、クエン酸がAlとほぼ等量含まれていた。また、27Al-NMRスペクトルを検討した結果、植物体中においてAlは6配位の形で、クエン酸と錯体を作って存在していることが明らかになった。クエン酸と錯体を作ったAlはトウモロコシの根の伸長生長を阻害しないことから、アジサイは植物体中でAlをクエン酸と結合させることによってAlの毒性を解毒していることがわかった。
カテゴリ あじさい とうもろこし

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