課題名 |
生理活性を有する有機資材の開発(100) |
課題番号 |
1997000692 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研)
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研究分担 |
環境資源・土壌化学研土壌有機研(土壌上席)
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研究期間 |
継H04~H10 |
年度 |
1997 |
摘要 |
生態調和型農業において畜産廃棄物等有機物の利用を促進するために、高付加価値を有する有機資材を開発する。8年度は牛ふん堆肥中の根伸長促進活性物質を溶媒分画、HPLC等により精製し、GC-MS、NMR等により成分の一部を解析し、既知物質のMSライブラリーと比較して同定した。同定された成分の中、12-メチルテトラデカン酸はチンゲンサイ実生根長を50%以上促進し、12-メチルトリデカン酸は30%、コレステロールは25%程度促進した。また病害抑止機能を有する有機資材の開発にむけて、各種の有機物がアブラナ科野菜根こぶ病の胞子に及ぼす影響を調査した。有機物質の添加で期待された胞子の発芽(内部喪失)の促進および他の微生物による病原菌胞子壁の分解はほとんど認められなかった。マンノース、アスパラギン酸、システイン塩酸塩および乳酸が胞子の劣化を誘導する物質として示唆された。
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カテゴリ |
あぶらな
高付加価値
チンゲンサイ
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