課題名 | 鹿飼養における損耗防止技術の開発(126) |
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課題番号 | 1997003799 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家衛試) |
研究分担 |
総合診断・環境衛生研放牧病研 |
研究期間 | 継H03~H12 |
年度 | 1997 |
摘要 | 放牧牛において問題となっている原虫病(ピロプラズマ病)のうち、鹿でも認められているタイレリア原虫について、野生及び飼育鹿の原虫感染の有無ならびに鹿寄生原虫の形態学的、遺伝学的解析を行った。その結果、検索全頭に原虫寄生が観察された。鹿由来原虫は牛原虫よりも小型であり、またその遺伝子配列から作成した分子系統樹からは、鹿タイレリアははじめ牛科動物に寄生していた原虫が鹿科動物へ寄生したものと推察された。また鹿感染血液は牛用PCRプライマーにより牛感染血と同じバンドを示したことから、牛用プライマーを用いて鹿血液の原虫感染を判定することが可能と考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 環境制御 治療法 防除 薬剤 |