課題名 | 食害性害虫に対する抵抗性素材の作出(55) |
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課題番号 | 1997003492 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) |
研究分担 |
生体情報・共生媒介研(上席) |
研究期間 | 完H06~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | イネの重要な食害性害虫のトビイロウンカに対する抵抗性素材を作出するため、吸汁阻害物質のトランスアコニット酸を生成する遺伝子を微生物より単離し、それをイネに導入することを目的とした。3年間にわたり、約150株の昆虫及び植物由来細菌について、当該遺伝子の有無を選択培地法で検定した結果、多くのグラム陰性菌ではこれを有していたが、昆虫由来のほとんどのグラム陽性菌は、もたなかった。また、シュウドモナス細菌の一系統を用いて、ミニTn5を用いたトランスポゾン挿入法とサザンハイブリ法により当該遺伝子を含むDNA断片を検出した。しかし、クローニング及びイネへの導入までには至らなかった。これについては、今後経常研究で対応したい。成果の一部は、とりまとめ、論文として公表した(印刷中)。 |
カテゴリ | うど 害虫 抵抗性 なす |