課題名 | 昆虫媒介微生物の探索と特性評価(80) |
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課題番号 | 1997003525 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) |
研究分担 |
生体情報・共生媒介研(上席) |
研究期間 | 継H05~H11 |
年度 | 1997 |
摘要 | 氷核活性細菌は、越冬害虫の防除等に利用の可能性がある。その基礎試験として、氷核活性遺伝子をもつエルビニア属細菌、数株のカイコ腸内への定着とそれによる過冷却点の変化を調べた。接種細菌の確認は氷核活性遺伝子のNドメインをプローブとしたサザンハイブリダイゼーションで行った。その結果、どの菌株も、よく腸内に定着し、かつ増殖した。また、細菌が定着した中腸の過冷却点は、無処理のカイコに比較し、最大摂氏4度程度上昇し、野外昆虫への利用の可能性が示された。一方、石油産業の原材料であるエチレンを高い濃度で生産する新しい有用な2種類の細菌を、PCR法により検出した。 |
カテゴリ | 病害虫 カイコ 害虫 防除 |