蚕の全齢人工飼料育技術の開発ー壮蚕用飼育装置の開発ー(157)

課題名 蚕の全齢人工飼料育技術の開発ー壮蚕用飼育装置の開発ー(157)
課題番号 1997003611
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研)
研究分担 生産技術・養蚕チーム
研究期間 完H06~H08
年度 1997
摘要 省スペース省労力型の人工飼料飼育装置を開発した。開発した飼育装置は幅2,000×奥行き2,150×高さ2,032mmの飼育部と給餌作業部で構成されている。飼育部は前後各5枚の合計10個の飼育箔を収納しており、給餌作業部は飼育部最下段の飼育箔を受け取って給餌作業場所へ移動させる機構となっている。飼育箔は底部が開閉可能な受け部と底面が網目のプラスチック製せいろで構成され、受け部に溜まった蚕糞、蚕沙は底部を開閉することにより除去できる。本装置による飼育試験の結果、繭量的形質は桑葉育に比べ低いものの、桑葉育の晩秋蚕期程度の成績が得られた。また、本装置で蚕座1■当たり1,600~1,800頭の高密度飼育をした結果、良好な成績が得られ、飼育可能頭数は25,000頭であった。(本装置と湯練り飼料「かんたん5」に対応した自走式の給餌機も同時に開発し、2人作業で給餌作業にかかる時間は約1時間であった。)本装置を用いた効率的飼育体系を、周辺技術の改良、組み合わせにより確立し、全齢人工飼料育による周年養蚕技術として活用することが可能である。
カテゴリ カイコ 効率的生産技術 低コスト

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