課題名 | 野菜・花きの栄養環境制御による病害軽減技術の開発およびその機構解明(83) |
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課題番号 | 1997001604 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
環境・土壌肥料研 |
研究期間 | 継H07~H11 |
年度 | 1997 |
摘要 | トマトのカルシウム(Ca)栄養条件は青枯病抵抗性の発現に関与し、土耕栽培における効果的なCa供給のために高濃度(12mM)のCaを灌水施用すると発病が抑制された。しかし、生理障害を生じない濃度設定、Caの形態などの検討がさらに必要である。また、数種のボカシ肥料に発病軽減効果を認め、これとCa吸収の関与が示唆された。一方、Caを培地へ添加すると、他のカチオン種の場合よりも青枯病菌の増殖が顕著に抑制されること、ならびにCa代謝阻害剤の種類によっては葉面散布するとトマトの青枯病抵抗性が低下することを認め、Caの関与機構を解明する手がかりが示された。Ca栄養条件ははくさい軟腐病の発病にも関与し、被覆塩化カルシウムの基肥施用が収穫時における発病軽減に有効であった。 |
カテゴリ | 肥料 青枯れ病 環境制御 生理障害 抵抗性 トマト はくさい 肥培管理 |