課題名 | 幼苗時における根系調節(267) |
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課題番号 | 1997001807 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
花き・緑化植物研(上席) |
研究期間 | 完H05~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 人工地盤の緑化では土層が制限されるため、浅根鉢の苗の供給が要請されている。そこでカシなど直根性の樹種を中心に、初期の根系調節がその後の根系の発達に及ぼす影響、および調節方法について検討した。イチョウなどを供試して初生根の断根の影響を調べた結果、その後の2次根以降の根群がよく発達した。シラカシを供試して根系調節方法として不織布および銅化合物の利用を検討した結果、貫通性および遮根性の不完全な不織布では、根の貫通時の異常発育によって伸長抑制と二次根数の増加が現れやすかった。銅化合物は根端の成長を止める作用が高かった。銅化合物の利用の実用化には、植物種ごとの適切な処理方法の検討を要する。 |
カテゴリ | いちょう |