課題名 | 東アジア地域における陸水魚類生態系に与える酸性雨影響評価技術の開発と応用(93) |
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課題番号 | 1997005930 |
研究機関名 |
養殖研究所(養殖研) |
研究分担 |
日光・育種研繁殖研 |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | 近年東アジア地域において強い酸性雨が広く観測されるようになり、陸水域の酸性化が懸念されている。陸水の酸性化が魚類生態系に及ぼす影響の評価技術を確立するために、以下の通り酸性環境に対する魚類の生理学的応答反応を詳細に解析した。■早熟雄サクラマスをpH5硫酸酸性水とアルミニウム(Al;100ppb)条件で2週間飼育したときの血中生殖腺刺激ホルモン(GTH)量及び下垂体GTH放出ホルモン(GnRH)量の変化を調べた結果、pH5及びpH5+Al処理群で飼育1日目にGnRHの上昇が見られ、1週間後にGTHがピークを示した。■ニジマスを様々なpHの硫酸酸性水で1週間飼育した結果、酸性水中で有意な血中Na量の低下が見られ、pH4で3日目に鰓のNa+・K+-ATPaseの活性がピークを示した。 |
カテゴリ | 環境制御 評価法 |