課題名 | 重窒素標識法による窒素高度利用稲の栄養生理特性の解明(153) |
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課題番号 | 1998002960 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
地域基盤・土壌管理研 |
研究期間 | 完H07~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 水稲作においては一般にアンモニア態窒素が施用されているが、水耕栽培においては生育後期に硝酸態窒素が望ましいといわれている。一方で硝酸態窒素は環境負荷の主因である。そこでアンモニア態窒素と硝酸態窒素の施肥効率を安定同位体である重窒素を用いてポット及び圃場試験において明らかにした。生育期間全体を通じて、アンモニア態窒素は硝酸態窒素より多くイネ体に取り込まれ、脱窒や流亡も小さかった。その結果、葉色値も高くなった。一方、硝酸態窒素の施肥効率は分げつ期で移植期や出穂期より高くなった。今後栽培技術等の改善により硝酸態窒素の施肥効率を制御し、水稲作を環境負荷の低減策として利用することが可能である。 |
カテゴリ | 管理技術 栽培技術 水田 水稲 水耕栽培 施肥 中山間地域 |