課題名 |
大規模畑作地帯における野菜産地の販売行動の解明(134) |
課題番号 |
1998002186 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
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研究分担 |
畑作センタ・流通チーム
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研究期間 |
完H07~H09 |
年度 |
1998 |
摘要 |
主要な長いも農協共販組織を対象とした実態調査から、以下の点を明らかにした。第1に、A農協は市場価格の高まる夏秋季に出荷の重点をおくとともに、出荷先のニーズに適合させた規格別出荷を徹底することで著しく高い販売単価を実現していた。第2に、A農協と銘柄を確立しているD広域共販との間には、出荷先の性格と位置づけにより、販売の優先度が異なるという共通性があった。すなわち、量販店等との市場外取引>市場出荷(主力市場>その他市場)という明確な序列が存在する。第3に、優先順位の低い出荷先が存在する理由として、■暴落に備えた出荷先の確保、■需要の少ない規格の出荷先確保などがある。第4に、A農協とD広域共販では、近年、量販店との結びつきを強めている。この点は、卸売市場では、販売力を高めるための量販店対応が大きな課題となり、その対応が有力産地による卸売市場の選別を左右することを示している。
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カテゴリ |
寒地
出荷調整
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