課題名 | 寒地土壌における微生物生態の特性解明(252) |
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課題番号 | 1998002310 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試) |
研究分担 |
生産環境・土壌研(上席) |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | 植生及び土地利用の異なる黒ボク土での土壌バイオマスの変動は林地>畑地、畑地では多湿黒ボク土>淡色黒ボク土となり、有機物供給量との関連がみられた。林地と畑地では季節変動パターンが異なり、林地では秋季に、畑地では作物生育が旺盛な夏季に高まる傾向がみられた。13C基質を用いたバイオマスへの取り込み・放出を比較すると、林地と畑地ではバイオマスCの抽出性・分解性が異なり、季節や植生による土壌バイオマスの変動を反映するものと考えられた。有機物添加条件を変えた土壌の凍結・融解は土壌呼吸・バイオマスを低下・上昇させ、有機物無添加では凍結融解に伴ってバイオマスが養分供給のソースとして、有機物添加条件ではシンクとして機能すると考えられた。地温は根発達に大きく影響するが、微生物フロラには作付体系の影響が大きかった。 |
カテゴリ | 寒地 季節変動 |