課題名 | 遺伝子導入トマトのキュウリモザイクウイルス抵抗性の性状解明と安全性評価 |
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課題番号 | 1998002334 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試) |
研究分担 |
作物開発生産環境草地・ウイ病研草地研虫害研(上席) |
研究期間 | 新H10~H13 |
年度 | 1998 |
摘要 | トマト栽培においてキュウリモザイクウイルス(CMV)が多発して大きな問題となっており、CMVに対する低コスト・環境保全型の防除法として抵抗性の利用が要望されている。しかし、トマトおよび近縁野生種には抵抗性の遺伝資源はない。ウイルス病研究室では、弱毒性のサテライトRNAのcDNAをトマト(品種:秋玉)に遺伝子導入し、抵抗性ホモの系統を作出している。本課題では、この系統を供試して抵抗性の性状を解明するとともに、隔離圃場での安全性評価のための試験を実施する。10~11年度にCMV各種分離株に対する反応、11~13年度に抵抗性の機構、10~13年度に遺伝子導入トマトで増殖したサテライトRNAの安定性を調べる。10~12年度に隔離圃場での安全性評価のため、遺伝子導入トマトの栽培試験を行い、栽培特性、生殖特性、越冬性、雑草フローラ・微生物相への影響を調べる。本課題により、抵抗性系統の利用条件が明らかになり、一般圃場試験への移行のための基礎資料が得られる。 |
カテゴリ | 病害虫 遺伝資源 害虫 寒地 きゅうり 雑草 抵抗性 低コスト トマト 品種 防除 |