課題名 | ナシ園における炭酸ガス、水及び熱収支の動態解明(181) |
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課題番号 | 1998001403 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
栽培・気象生態研 |
研究期間 | 継H08~H11 |
年度 | 1998 |
摘要 | 「熱収支法」によってナシ園の個体群光合成と蒸発散の季節変動を明らかにするため、東西75m、南北50mのナシ園において、4月から10月まで純放射量、日射量、地中熱流量、気温、湿度ならびに二酸化炭素濃度を計測し、光合成速度と蒸発散速度を計算した。また、土壌水分の計測を毎日行い、その減少量からも蒸発散速度を求めた。その結果、ナシ園の1日当たり蒸発散量は、春・秋季には平均2~3mm、夏季には平均3~4mmであった。また、気象条件をもとに計算される「ペンマン蒸発散位」と高い正の相関があり、季節に応じ、ペンマン蒸発散位に0.62~0.82を乗ずることで推定が可能であった。光合成速度については、平成9年は満足な結果が得られなかった。 |
カテゴリ | 季節変動 生育予測 |