課題名 | コムギの品質に関与するデンプン表層付着タンパク質の単離・機能解析(187) |
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課題番号 | 1998004306 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ) |
研究分担 |
沖縄・育種世促研 |
研究期間 | 完H09~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | デンプン表層付着タンパク質の一つであるフライアビリンはコムギの硬軟質性と関連があると考えられている。フライアビリンを構成するタンパク質であるピュアインドリン-aとピュアインドリン-bの胚乳からSDSで抽出したタンパク質中での品種間差と硬軟質性の関係を調査した。その結果、全ての軟質コムギはピュアインドリン-aと-bを持っていた。しかし、硬質コムギではピュアインドリン-aを欠失したものと、ピュアインドリン-bと欠失したものとがあった。このことから、ピュアインドリン-aとピュアインドリン-bを両方持つことが軟質コムギであるためには必要条件であることが示唆された。また、硬質コムギには、ピュアインドリン-aと-bを持つものもあったことから、ピュアインドリンの欠失以外にも硬質の原因があることが考えられた。 |
カテゴリ | 育種 硬質小麦品種 品種 |