課題名 | 放牧家畜がケンタッキーブルーグラスの種子繁殖に及ぼす影響(193) |
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課題番号 | 1998001218 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
山地・山地草地研 |
研究期間 | 完H07~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 放牧草地におけるケンタッキーブルーグラス(KB)の優占化の仕組みを、KBの種子繁殖と放牧家畜の行動等の関係から明らかにしようとした。KBは他の牧草に比べ家畜の排糞による種子繁殖に有利な性質(発芽率など)を保持していた。オーチャードグラスからKBに優占種が変わった草地では、KBの定着時期と放牧家畜の排糞行動とが密接に関係していた。また場外の調査地では、KBの被度と平均傾斜角には負の相関関係が、平均傾斜角と糞の被度にも負の相関関係が認められ、KBが排糞を利用して種子散布を行っていることが推察された。以上のことより、KBの優占化には、排糞による種子繁殖や斜面傾斜角とそれに伴う家畜の放牧圧の偏りが関与していることが明らかになった。 |
カテゴリ | 管理技術 傾斜地 さやいんげん 繁殖性改善 |