課題名 | 農業生態系における天敵の影響評価(74) |
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課題番号 | 1998000700 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・天敵生物研 |
研究期間 | 完H04~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 圃場におけるコナガの土着天敵の評価とハウスナスのミナミキイロアザミウマに対するナミヒメハナカメムシの評価を行った。圃場におけるケージ試験では、コナガの死亡要因としてはハナカメムシやクモなどの捕食性天敵が重要であり、寄生性天敵は重要でないことが明らかとなった。モデルシミュレーションにより、ミナミキイロアザミウマに対してナミヒメハナカメムシを利用する場合、放飼時期は早いほど、放飼密度は高いほど防除効果が高いことが予測された。また春の放飼が最も効果的で、ミナミキイロアザミウマを2ヵ月でほぼ絶滅させることが予測された。ナミヒメハナカメムシの餌探索能力を推定するための基礎データを得る目的で、ナス葉上における歩行速度、歩行時間それらに及ぼす温度、絶食期間、性の影響を調べた。25゜Cにおける雌成虫の歩行速度は2.97mm/秒であり、15゜Cではかなり遅くなった。 |
カテゴリ | 病害虫 カメムシ 土着天敵 なす 防除 ミナミキイロアザミウマ |