課題名 | 砂漠化防止対策効果の環境立地的評価手法の開発に関する研究(148) |
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課題番号 | 1998000775 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境管理環境資源環境生物・環境立地研土壌分類研土壌保全研保全植生研 |
研究期間 | 完H07~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 中国内モンゴル自治区奈曼旗を対象として放牧に対する環境容量の推定と砂漠化防止対策の適用効果の評価手法を開発することを目的とした。現地放牧試験から平坦な砂丘地ではめん羊4頭/ha、小起伏地では2頭/haが適正放牧圧であることがわかった。また、放牧試験地の現存量とランドサットTMデータの赤バンドの相関から草地の現存量を推定し、家畜飼育頭数をもとに郷鎮毎の放牧圧を推定した。草地回復には窒素肥料の施肥あるいは禁牧が、砂丘固定には草方格・茎柵などの在来技術が有効であること、防風林の設置や傾斜地のテラス化によって土壌の理化学性が改善されることを明らかにした。これらをもとに自然及び社会経済条件による砂漠化プロセスのちがいによる砂漠化防止・回復技術の適用効果を評価した。 |
カテゴリ | 肥料 傾斜地 施肥 羊 |