課題名 | 牛の寄生虫感染症に対するサイトカインによる予防技術の開発(169) |
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課題番号 | 1998003808 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家衛試) |
研究分担 |
総合診断・放牧病研 |
研究期間 | 継H09~H14 |
年度 | 1998 |
摘要 | 消化管内線虫感染にともなうサイトカイン動態を明らかにするため、乳頭糞線虫感染牛、対照牛の腸間膜リンパ節、脾より単核球を回収し、ConAあるいは各種線虫抗原を感作した場合のIL-4、IFNγ・mRNA発現状況を調べた。その結果、腸間膜リンパ節のIFNγ・mRNA発現は対照牛では各感作により、感染牛ではConA感作した場合にのみみられた。IL-4・mRNA発現に差異はみられなかった。脾の両mRNA発現は対照牛では抗原感作した場合一部あるいは全部でみられなかったが、感染牛では各感作によりみられた。以上より、消化管内線虫感染により局所免疫系ではTh1応答が抑制されること、全身免疫系ではTh1/Th2両応答が亢進されることが示唆された。 |
カテゴリ | 病害虫 環境制御 治療法 防除 薬剤 予防技術 |