飼料の安全性確保におけるHACCP導入のためのモニタリングシステム開発の基礎的研究

課題名 飼料の安全性確保におけるHACCP導入のためのモニタリングシステム開発の基礎的研究
課題番号 1998003862
研究機関名 家畜衛生試験場(家衛試)
研究分担 企連飼料安全・がん原性研ズノシス研研究交流毒性病理研毒性薬理研(上席部長)
研究期間 単H09~H09
年度 1998
摘要 1)牛に中毒を起こした輸入牧草(オーツヘイ)に混入したライグラスから、クラビバクター・トキシカス(C. toxicus)の寄生した「虫えい」を集めその抽出物をHPLCを用いて分析したところ、対象の「虫えい」には見られないコリネトキシンのピークを容易に検出することが可能であった。またこのライグラスの種子抽出液からC. toxicusの性状を示すグラム陽性短桿菌が高濃度に分離された。さらに、本トキシン検出用に開発されたELISA法を用いることにより、汚染オーツヘイ由来の試料について効率よく抗原陽性の有無を判定することができた。2)外国産のトウモロコシ12検体とピーナッツ16検体から抽出したアフラトキシンB1の濃度をHPLC法とELISA法で定量したところ、両測定値間に極めて良好な相関関係が示された。3)各種飼料添加物をニワトリ初代培養肝細胞系に添加したところ、各物質の毒性に応じてアルブミン分泌量の減少が認められた。また、 農薬DDTをニワトリ胚(孵卵7日)神経網膜細胞の三次元培養系に添加したところ、神経細胞死や凝集塊の直径、神経突起数の減少が認められた。
カテゴリ 病害虫 シカ とうもろこし ナッツ 農薬 モニタリング

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