吸血性昆虫・ダニ類の唾液腺成分の分離と特性の解明及び医薬品への利用(92)

課題名 吸血性昆虫・ダニ類の唾液腺成分の分離と特性の解明及び医薬品への利用(92)
課題番号 1998003570
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研)
研究分担 機能開発(上席)
研究期間 完H05~H11
年度 1998
摘要 オオサシガメ唾液腺より取り出し、抗血液凝固作用が確かめられている蛋白質、Prolixin-Sをクローニングすることで血液凝固に対する優れた生理活性物質を多量に発現させた。その蛋白質と一酸化窒素(NO)との解離や結合様式を異なる条件下で調べ、NOの結合・解離の状況を反応速度定数論的に検討した。昆虫の唾液腺の中に近い条件、即ちpH6.0、20℃ではNOは殆ど解離しないが、動物の血管内に近い条件、pH7.4、37℃では時間の経過につれてNOは解離することが確認できた。rProlixin-Sが持つこうした生理的機能特性は、他のヘム蛋白質には全く見られない性状であり、NO供与体として血管拡張剤開発の素材として有望であることが確かめられた。
カテゴリ 機能性成分

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