課題名 | イチゴに発生する病害の発生生態と被害機構の解明(49) |
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課題番号 | 1998001551 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
久留米・病害虫研 |
研究期間 | 継H01~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | イチゴ萎黄病菌と非病原性フザリウム菌の相互関係を明らかにするため、ロックウール栽培イチゴでの両者の動態を調査した。F.oxysporum胞子はロックウールに吸着されず、その間隙では胞子はほとんど発芽しなかった。また、イチゴ苗根部に非病原菌を前接種し、3日後に病原菌を接種したところ、1回目の試験では非病原菌前接種区で発病抑制が認められたが、2回目の試験では非病原菌前接種区及び対照の病原菌前接種区とも3株中1株が発病した。また、伸張した白色根からの非病原菌の分離率は無処理区0%、病原菌接種区9%、非病原菌接種区97%であった。非病原菌接種による発病抑制の可能性は示唆されたが、発病抑制は不十分であり、前接種法の検討が必要と考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 萎黄病 いちご 病害虫防除 予察技術 |