課題名 | 茶機能性成分における遺伝的変異の解明と高含有系統の作出(177) |
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課題番号 | 1998001680 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
茶栽培・暖地茶育研 |
研究期間 | 継H08~H17 |
年度 | 1998 |
摘要 | γ-アミノ酪酸(GABA)含有率の高い‘べにたちわせ’を片親にした後代を用い、一番茶期の新芽に嫌気処理を行ってGABA増加量とグルタミン酸減少量を検討した。その結果、GABA含有量の高かったのは‘やぶきた’を片親とした組み合わせで、平均生成量は0.415%であった。反対にGABA含有量が低かった組み合わせは、‘かなやみどり’を片親とした組み合わせで、平均0.295%であった。片親を‘べにたちわせ’に固定して行った今回の試験から、GABA含有率はもう一方の片親に用いた品種のGABA含有率が高いほど、その後代の平均含有率も高くなる傾向が認められた。このことから、GABA生成能は遺伝的形質であり、選抜により高含有系統作出の可能性が示された。 |
カテゴリ | 育種 遺伝的形質 機能性成分 茶 低コスト 品種 |