課題名 | シジミ類の遺伝特性および繁殖様式の解明(29) |
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課題番号 | 1998005841 |
研究機関名 |
養殖研究所(養殖研) |
研究分担 |
遺伝育種繁殖生理・遺伝研育種研細胞工研発生生理研 |
研究期間 | 単H09~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 漁獲量が減少しているシジミ類について、繁殖様式及び遺伝特性を調査し、資源保護・増殖をはかるための基礎的知見を得た。マシジミは雌雄同体で、卵巣は周年成熟であるが、精巣は春から夏に発達し、鰓内で幼生を保育することが観察された。精子DNA量、精母細胞サイズから非減数型精子であることを明らかにし、発生実験で自家受精の可能性を示した。また、マシジミ生息域に貝殻形態、精子形成過程、染色体数などが在来マシジミとは異なる個体が発見された。さらに、DNA分析により、マシジミは同所及び異所において遺伝的に均一であることが確認された。これらのことから、マシジミは単為発生を行い、集団はクロ-ンを形成していることが示唆された。 |
カテゴリ | 遺伝資源 繁殖性改善 品種 |