ストレスタンパク質による環境評価(83)

課題名 ストレスタンパク質による環境評価(83)
課題番号 1998005907
研究機関名 養殖研究所(養殖研)
研究分担 環境管理・技1研
研究期間 継H06~H10
年度 1998
摘要 9年度は、HSP70の精製および免疫学的定量法の検討を行った。アマゴ肝臓抽出液を出発材料とし、種々の液体クロマトグラフィーを用いてHSP70の精製を試みた結果、DEAE Sephacelクロマトグラフィー、ATPアガロースクロマトグラフィーおよびゲル濾過クロマトグラフィーを組み合わせることにより、SDS-PAGE上で72kDaの単一バンドを精製することが出来た。精製した蛋白質を家兔に免疫して得られた抗血清から、IgGを精製した。精製IgGは、アマゴ肝臓抽出液のウェスタンブロッティングにおいて市販の抗HSP70モノクローナル抗体(StressGen社、SPA-810)と全く同様に、72kDaの強い陽性バンド、130kDaおよび70kDaの位置の極弱いバンドを認識した。以上の結果から、精製した蛋白質はアマゴのHSP70であると考えられる。
カテゴリ 環境制御 管理技術 評価法

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