野生種集団の遺伝変異と環境変動(12)

課題名 野生種集団の遺伝変異と環境変動(12)
課題番号 1999000371
研究機関名 農業生物資源研究所(生物研)
研究分担 遺資二・集団動態研
研究期間 完H06~H10
年度 1999
摘要 日本に自生するアズキ近縁野生種の分布と遺伝的変異を調査するために、日本各地を調査しアズキ野生種集団56、雑草アズキ集団11、野生-雑草アズキ混生集団15を発見した。また、各集団から個体別に種子をサンプリングし、DNAレベルでの多様性解析を行った。雑草アズキや混生集団は近畿を中心に、北陸から山陰地方にかけて多くみられ、生育特性の多様性中心はこの地域にあると考えられた。RAPDおよびAFLP分析によれば、集団内の多様性は混生集団で最も高く、ついで野生集団、雑草集団と続き、栽培種集団で最も低かった。また、雑草アズキ集団には、特異的に灰白色の種皮色をもつ個体が多くみられた。以上の結果から、今後生息域内保存研究のために長期的モニタリングを行う集団を決定した。
カテゴリ 病害虫 あずき 雑草 モニタリング

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