課題名 | 農業関連微生物の保存特性及びその制御機構の解析(44) |
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課題番号 | 1999000408 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所(生物研) |
研究分担 |
遺資二・微生保存研 |
研究期間 | 継H06~H15 |
年度 | 1999 |
摘要 | 1997、98年に高知県で発生が確認されたショウガ立枯症の病原菌について検討した。罹病植物からTTC培地で分離された白色、流動性の細菌は、接種試験によりショウガに原病徴を再現したほか、トマト、ピーマン等に青枯れ症状を起した。分離株は、グラム陰性、好気性であり、運動性、硝酸塩還元、オキシダーゼ活性、ショ糖からの酸の産生およびタバコHRは陽性、蛍光色素、ADH活性は陰性であった。また、各種糖類からの酸の産生性等の結果から、本細菌はRalstonia solanacearum biovar 4と同定された。本病はわが国初発生であり、新病名としてショウガ青枯病を提案した。分離菌株の rep-PCR解析の結果、タイおよびオーストラリア産株とそれぞれ相同のDNAパターンを示す2つの系統に類別できることが明らかになった。 |
カテゴリ | 青枯れ病 しょうが たばこ トマト ピーマン |