課題名 | 茶樹の新機能突然変異体の創出(274) |
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課題番号 | 1999000663 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所(生物研) |
研究分担 |
放育・照射法研 |
研究期間 | 継H06~H13 |
年度 | 1999 |
摘要 | 茶品種間には複雑な遺伝機構を持つ不和合性が存在し、自家不結実性を示すことが多いため、遺伝解析や優良遺伝子の集積が難しく、効率的な育種が進め難い。自家和合性の遺伝子は既存の遺伝資源の中には見出されたことがなく、放射線による自家和合性突然変異体を誘発、選抜した。長期間の緩照射植物の中に見出された枝変わりの自家和合性の変異系統と原品種との相反交雑により、遺伝性が確かめられた。また自家和合性系統の受粉後の花柱における花粉管の行動観察の結果、花柱側における部分的な不和合性機能の欠失が想定された。現在、選抜された66系統の自家和合性系統の後代を養成しつつあり、種子繁殖性品種の育成母材として利用を進める。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 受粉 茶 繁殖性改善 品種 |